Project
11_A town grows with a bookshop
Year2022
Lecturer
Atsushi Horibe / Seikosha bookshop堀部篤史 / 誠光社 店主
photo
KOH AKAZAWA 赤澤 昂宥
街は書店でつくられる
堀部篤史さんとの対話
2022年9月17日
15:00-16:30 プレゼンテーション
16:40-17:30 質疑応答
書店は都市で生まれる文化を本を通じていち早く発信し、それを鑑賞する現場である。2015年に京都の神宮丸太町にオープンした書店・誠光社は従来の仕組みを刷新しながら、かつて本屋が担ってきた役割を今の社会にあった形で果たしている。今回は店主である堀部篤史さんをお招きし、本の販売を通じてコミュティを作り「顔の見える経済圏」としてのローカルという概念を発展させてきた実践をご紹介いただいた。
大手取次主体の流通システムに振り回されない店づくりとは、情報発信ツールに支配されない発信の仕方とは、地方に出向いてイベントを行う理由とは、真にインディペンデントである意味とは。「本屋は街の光」という誠光社の取り組みをきっかけに、文化を育む場という観点から書店のあり方についてお話を伺った。
堀部篤史
京都市左京区出身。1996年、恵文社一乗寺店にアルバイトスタッフとして勤め始め、2002年より店長を務める。2015年同店を退社、独立し、同年11月京都市上京区河原町丸太町の路地裏にて「誠光社」をオープン。著書に『本を開いてあの頃へ』、『本屋の窓からのぞいた京都』、『街を変える小さな店』などがある他、『ケトル』、『アンドプレミアム』、『本の雑誌』を始めとする雑誌連載、執筆活動も行う。