比例と野人
Le Corbusier OEuvre complète ル・コルビュジエ全作品集 その2

西沢立衛さんとの対話

2025 年5月24日
15:00–16:30
16:30–17:00

Hamacho Liberal Arts 25 では、3月に引き続き、建築家・西沢立衛氏とともにル・コルビュジエ全作品集 Le CorbusierOEuvre complète を読み解いていく。シリーズ全体のイントロダクションとなった前回に続き、今回のテーマは「比例と野人」である。西沢氏は「比例」を生命的秩序、「野人」を生命的反秩序、と位置づけ、一見相反するように感じられるこの双方が、作品集を創造的で豊かなものにしていると言う。本を建築の一つの形態であると定義したコルビュジエが、自身で手がけた作品集をより深く分析することを通して、その思想にともに迫ってみたい。

西沢立衛（にしざわりゅうえ）
1966 年東京都生まれ。1990 年横浜国立大学大学院修了と同時に妹島和世建築設計事務所入所。1995 年より妹島和世とSANAA 設立。1997 年西沢立衛建築設計事務所設立。現在横浜国立大学大学院Y-GSA 教授。主な受賞に、プリツカー賞、日本建築学会賞、村野藤吾賞、吉阪隆正賞等。主な作品に、ウィークエンドハウス、金沢21 世紀美術館*、森山邸、House A、 豊島美術館、十和田市現代美術館、ROLEX ラーニングセンター*、 ルーブル・ランス*、済寧市美術館等。（*は共同設計）

〈助成 公益財団法人 窓研究所〉