色の瞬間を縫う

木織音さんとの対話

2025年 4月12日
13: 00– 17:00 ワークショップ

キルト作家木織音（Kione）さんのファシリテーションによる手縫いワークショップ。パッチワークとは布をはぎ合わせて大きな布にしていく手芸の技法です。木織音さんが制作を行うなかで生まれる布の切れ端をテーブルに山のように積み、参加者が即興的に好みの色をはぎ合わせ、その人にしかできない色のコンポジションを組み立てていきます。こうして参加者の個性が映し出された色のパッチワークは、やがてひとつの大きなキルトとなる予定です。端切れの山は色の山。木織音さんが制作を通じて大切にする「色と色を組み合わせることで新たな色彩が現れる瞬間」をそれぞれが模索し、針仕事を行う時間を共有します。

木織音〈Kione〉
1993 年東京生まれ。2015 年米国ベニントン大学卒業。在学中は主にビジュアルアートと衣装デザインを学ぶ。2012 年に「Kione’s」を立ち上げ、1 点物のキルト、クッション、衣服などを制作。即興性を取り入れた構図で形や色を縫い止め、「色の瞬間」を捉えた作品を制作。現在は東京を拠点に活動を続ける。

〈助成 公益財団法人 窓研究所〉